【注意喚起】paypay倍増詐欺の送金は取り返せるか｜警察へ相談のコツ｜元社畜サラリーマンが教える副業詐欺の見抜き方！

この記事でわかる事

paypay倍増詐欺とは何か
送金詐欺・倍々を謳うアカウントはどういったものか
騙されてしまった場合にお金を取り返す方法
警察に相談する際のコツ

こんにちは、サトルです。

皆さんは「paypay倍増詐欺」というものをご存知でしょうか。

事件の概要、詐欺の手口、お金を取り返すことは可能かなど、順番に詳しく解説していきますが、注目すべきこの「paypay倍増詐欺」の大きな特徴は、加害者も被害者も未成年の方が多数だというコトです。

サトル

もちろん詐欺自体ダメだけど未成年同士…ちょっと考えたくない状況ですね

paypay倍増詐欺の大きな特徴はSNS上で行われている部分。しかもお小遣い稼ぎ感覚でやりとりされているケースが目立ち、金額も少額な事が多いので警察も動きにくいのが実情です。

私のLINEではお金稼ぎや副業に関する情報交換・詐欺の注意喚起を行っていますが、最近このpaypay倍増詐欺について相談を受けることも多くなってきたので記事に起こすことにしました。

ぜひ参考にしていただき、被害に遭わないよう注意されてください。

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paypay倍増詐欺とは・仕組み
- 相手にメリットが無さすぎる問題
- 一部を振り込ませて信用させるケースも確認
paypay倍増詐欺の被害・相談の声
paypay倍増詐欺で警察は動くのか
- 消費者センターはどうか
- 詐欺師を特定する方法・お金を取り返す方法
PayPayを悪用した類似の手口
- プレゼント企画系アカウント
PayPayの現金化
- アダルト系のアカウントによる乞食
まとめ

paypay倍増詐欺とは・仕組み

paypay倍増詐欺とは、PayPayで一定のお金を振り込んでくれたら「増やして返す」などを謳い、実際に振り込まれたらもちろん増やして返すこともせず音信不通になりお金を持ち逃げするという詐欺行為を指します。

「倍増」もしくは「倍々」という文字が使われるのですが、基本的には倍にして返すという触れ込みが基本。中には「3倍～」や金額に応じて変動などとする場合もあります。今回は分かりやすいよう、それらをあわせて「paypay倍増詐欺」と表現しているのでご容赦ください。

サトル

倍率の話は些細な問題で、手口や流れは全く同じです

paypay倍増詐欺の募集は主にTwitterやInstagram(インスタグラム)上で行われており、中には知り合いを通じて紹介されるというケースも。

上記はTwitterで検索して即出てきたアカウントですが、こういったアカウントが無数に存在。

ツイート内容を見てみましょう。

PayPayを倍にしてます！こんな感じです #PayPayあげます #PayPayプレゼント #PayPay企画 #PayPay全員配布 #PayPay配布企画 #PayPay pic.twitter.com/nZeXMnedLQ

— ペイペイ倍にしてるだけの暇人 (@paypay77777) July 31, 2022

お金を増やして送金し返している様子を動画にしていますが、このようなやり取りはいくらでも自作自演できますので絶対に信用してはいけません。

いくらでも出てきますね。

お金あげます、プレゼントあげます、などの相変わらず蔓延っていますが、このpaypay倍増詐欺の悪質な点は直接金銭をだまし取る点でしょう。

増やしてくれるから送金→お金が戻ってこないor連絡がとれない

詐欺の中でも相当お粗末かつシンプル。すぐに騙されたと気付きますよね。

加害者も被害者も未成年が多いとされるのもこのあたりから察することができます、金銭的な常識がまだ身についていないのでしょう。

paypayをはじめとする電子マネーは、相手のアカウントさえ知っていれば個人間で簡単にお金のやりとりができます。それが当然魅力なのですが、便利の裏には危険が潜んでいる事は忘れてはいけません。

相手にメリットが無さすぎる問題

そもそも、paypayを倍にして送金する側の立場にとって、そのような行為を行う「メリット」は何でしょうか？

受け取った金額以上を振り込むので、当然その人物のお金は減っていきます。自分の手持ちを減らしてまで、なぜあなたにお金をくれるのでしょうか？

そうです、何のメリットもありませんよね。

確かにこの世の中ボランティアや福祉のように、お金を使わず人の善意で動いている事柄も少なからずありますが、それはそれで実はサービスを行うほう、受けるほうどちらにも金銭以外のメリットが存在しているのですよ。

人間関係もそう、「一緒にいて楽しいから」というのもメリットです。

仕事の付き合いそう、「お金がもらえる」「やりたい仕事ができる」など明確なメリットですね。

メリット・デメリットと言葉だけ聞くと損得勘定の話をしているようですが、実際は世の中を構成する理屈そのものなのです。誰かにメリットが存在しない話は必ず破綻します。

もう一度言いますが「paypayを倍にして送金する側の立場」に何も整合性のとれたメリットはありませんね？お金配りが趣味？あり得ません。

詐欺師の中には「実はメリットがあるんだ」と言った戯言を言う輩もいますが、もしそう返されたら明確な理由を質問してみてください。意味不明な理屈しか返せません。

サトル

良く考えたら不自然な事だらけ。世の中理屈の通らない話は信用してはいけない

一部を振り込ませて信用させるケースも確認

少額のケースでは、本当に倍増して送金してくる場合があります。それこそ100円が200円に、200円が300円に、程度のケースがほとんどですが。

本当に送金された！本物だ！と思ってはいけません、これはそういう「信用を買う」ための手段です。

次はもっと高額を倍増してみないか、実績のためにもう一回付き合ってよ、など言葉巧みに一度増えた分以上のお金を回収してようと必ずします。信用して送金すれば二度と倍増して返ってくることはなく、結果「損して得取れ」を相手はやってるにすぎません。

サトル

詐欺師ってこういう心理戦しかけてくるよね

ここから実際の被害者の声、および対応策などまとめていきます。

paypay倍増詐欺の被害・相談の声

実際にpaypay倍増詐欺の被害に遭った方の意見をいくつか抜粋し掲載します。

中には途中で詐欺だと気付かれた方や、相談に対するアドバイスが寄せられているものもあるので、あわせて掲載するので参考になる意見もあるかと思います。

Twitterの声

信じてみるとすぐこれだよ
PayPay倍々は全て詐欺( *´?`*)?
インスタで2回目の被害?
Twitterでも1回
あれだけ実績載せといて
リンク送ったらネコババしていきやがった?
けど大体の手口はわかったわー?

— ケルセチンゴールド@末広がり∞ (@ranranruuu1_6_3) January 24, 2023

拡散お願いします。
お肉くんてひとガチで詐欺師です
PayPay倍増で送ったらブロックされました。実績積みのやつはグルでやってるので注意して下さい！#PayPay配布 #PayPayプレゼント企画 #PayPay倍増 #PayPay全員配布 #PayPayあげます pic.twitter.com/6xitzMgYVf

— ?? (@d842syraBlJBIjs) March 13, 2023

この方も
paypay倍増詐欺の方です
案の定詐欺られました
気をつけてください

#paypay倍増詐欺
 #PayPay倍増企画
 #paypay倍増 pic.twitter.com/WRT5bsFlac

— Alice (@Alice53156817) March 12, 2023

Twitterではこのようなつぶやきが本当毎日無数に飛び交っています。

当然どれも「相手を信用して先に送金」した結果、相手からの連絡が途絶えたパターンなわけですが、もう一つの特徴として金額どれも少額ですね。

サトル

詐欺をするリスクを負うなら、ガチ犯罪者はもっと高額を取る。加害者・被害者ともに学生がメインというのは金額からも見えます

もちろん学生にとっては高額であるというのは理解できます、金額の問題じゃなく行為が許せない、という意見も当然わかりますが、なかなかこの金額では警察も動けませんし、取り返す労力の方が高かったりするので、泣き寝入りになるケースが多いのも事実。

Yahoo!知恵袋の声

vkw********さん
2022/8/31 16:10
PayPay倍増詐欺についてです。
倍にしてあげるので金額を送ってくださいと言われ、1000円送りましたが、詐欺られました。決済番号は保存しておいたのですが、相手を特定して、逮捕することは可能なのでしょうか？ちなみに罪名は電子計算機器使用詐欺ですよね？

ベストアンサー
tanさん
2022/8/31 17:02
弁護士に依頼して開示請求すれば
特定は可能ですが
数十万は掛かるので割に会いません、
警察もその被害額では動かないでしょう。
この手の詐欺の質問が今とても多いです。
現実的には勉強代と思って諦めるという回答になってしまいます。
騙される前に他人が PayPayをくれるはずがないという常識で判断するべきでしたね。

引用元:Yahoo!知恵袋

ID非公開さん
2023/2/25 19:38
よくPayPay倍増詐欺とかあるのですがあれは捕まったりしないのですか？

回答
シャヒードさん
2023/2/26 19:32
個人間の電子マネーの遣り取りは基本民事なので警察は介入しません。しかし詐欺に問えるような事柄であれば逮捕される可能性もあります。

引用元:Yahoo!知恵袋

次は法律家に寄せられている声を見ていきます。

法律の専門家への相談

Instagramで、PayPayを倍にするからと言われ、怪しかったが、詐欺だったら警察に通報すると言っても強気だったから送りました。合計30万送りました。

アシスタント: 了解いたしました。お住まいの都道府県を教えていただけますか？

質問者様: 30万送ったら90万くれるとのことでしたが、結局は自分の送った30万も支払われず、むしろもっと送れと言われ、限界になり、警察に相談しても動いてくれるかわからないので、ネットで見つけたここに相談してみました。東京都練馬区です

アシスタント: ありがとうございます。上記の他に、法律の専門家に事前に伝えておきたいことはありますか？

質問者様: 30万が返ってこないと、7/10のクレジットカードのお支払ができません。

回答
ご相談いただきまして誠にありがとうございます。初めまして、行政書士のSUPERTONTONでございます。それは、大変お悩みのことと思います。ご心痛お察し申し上げます。お話から、分かる範囲でご回答致します。

まず、３０万円分が、９０万円になるなど、まず、難しい話なので、詐欺の可能性が高いと言えますが、相手の住所等は分っているのでしょうか？

相手は、個人で業者では無いと言う事でしょうか？

いろいろ、ご不明な部分は、ございますが、相手の住所等が分れば、債務不履行や民事の錯誤による契約の取消しを申し出て、返金をしてもらうと良いでしょう。

内容証明でされると良いでしょう。

応じない場合は、民事調停を申し立てるのも手です。頑張って下さい。

引用元:ジャストアンサー消費者被害

2023年3月15日 15:07
TwitterでPayPay倍増詐欺をされました。
これ以上被害者を出さないためにも警察に通報したいのですがこんな事じゃ警察は動かないと分かってます。どうしたら警察が動いてくれますか？

弁護士からの回答タイムライン
2023年3月15日 15:07
詳細が何も分かりませんので、まずは一度警察に相談に行ってみてください。

引用元:ココナラ法律早産

paypay倍増詐欺に関する、分かりやすい相談内容を2つ紹介しました。

1つ目は被害額がとても高額ですよね。そして詐欺を立証し、法的に申し立てて返金を請求する話へと展開されています。

一方2つ目の相談者は、警察は動いてくれない可能性を危惧し相談されています。

警察は動いてくれない、そして返金を要求するには膨大な法的手順・手間が必要、こうなってくれば当然泣き寝入りする方が増えるのも仕方がない背景が見えてきそうです。

警察に話をきいてもらう方法、本当に取り扱ってくれないのかについてはまた後述します。

「倍増やり方」と検索されている背景

インターネットブラウザ上では「paypay倍増(倍々)やり方」など予測検索が表示されます。

この予測変換はサジェストといい、いわば多くの人が検索しているという証拠でもあるわけです。

検索でやり方を探している方も多いのでしょうか、その可能性は否定できませんが、もう一つのパターンとして詐欺師が意図的に表示させている可能性もあります。

稼げたよ、自分はpaypay倍増できたよ、など自作自演の口コミ同様、こういった詐欺師は印象操作を行ってきます。どのように意見に対しても、メリット・デメリットは双方どれだけあるのかに立ち戻り冷静に判断するようにしてください。

paypay倍増詐欺で警察は動くのか

paypay倍増詐欺で「警察は必ず動く」とは正直言えません。

まず警察が動く、というのは被害者の主張が認められ「被害届けを提出→受理」という段階から始まり、「捜査→解決」と運ばれるわけですが、そもそも少額な被害では被害届けを受理してもらう事も困難だったりします。

仮に受理してくれても、少額では力を入れて捜査してくれるかは疑問が残ります。

私も学生時代に20,000円の詐欺、社会人になってからは数十万円の被害にも遭っていますが、いずれも警察の力によって解決できたケースはありません。(担当や地域にもよるかもしれませんが)

これは警察を非難しているわけではなく、警察はもっと大きな事件を複数抱えています。数千万円、数億円、人の命が掛かっているものなど、そう考えると優先順位が低くなるのは当然とも言えるでしょう(悔しいですが)

この場合、同じような被害者を集め、個人ではなく集団が被害に遭っているという状況を説明すると話が違ってくる場合もあります。金額よりも件数で警察は判断する事が多いので、社会にどれほど悪影響が出ているのかを立証できれば良いのですが。

消費者センターはどうか

ただ警察ではなく「消費者センター」であればまず話は聞いてくれ、適切なアドバイスをしてくれる可能性があります。

警察は被害者を守る、というよりは犯罪者を捕まえ罰を与えるのが役目。一方消費者センターは、消費者(お金を払う側)に寄り添った対応をしてくれる機関ですので、まず相談をしてみてその後を検討しても良いでしょう。

しかしpaypay倍増詐欺の厄介な所は、何か商品をあなたが購入したというわけではない点。ただお金を誤って送金しただけ、という状況結果と認識される可能性も否定できません。

何よりまず、詐欺を行った人物がどこのだれかわからなければ、返金命令も行えません。一旦はどのような場合であっても詐欺者のアカウント情報、メッセージのやり取り、送金情報(金額や日時)などすべて記録しておくのは必須と言えます。

詐欺師を特定する方法・お金を取り返す方法

詐欺師を特定するには、その人物が利用していたSNSに対し開示請求を行ったりが必要です。

個人でも可能ですが、労力を考えると弁護士・司法書士を頼るのがベターであり、そうなると報酬を払う必要もでてきます。

中には完全に成果報酬で、取り返したお金から一部報酬を支払うといった事も可能なのですが、逆にそうなると少額の被害額で動いてもらう事は困難です。

サトル

多くのSNSは海外企業が運営しており、海外請求も国際的な動きになります。時間も労力も覚悟が必要です。

この記事はネガティブな意見をお伝えするために執筆をしているわけではありません。諦めるべきとも言うつもりはありませんが、現実として数千円～数万円…いえ、数十万円でも、返金のために掛かってくるお金は赤字となる可能性が高く、正直現実的ではないのも実情。

記事中でも申し上げた通り、もし被害者の方が集まり集団訴訟が行えれば、警察の対応も・返金のしやすさも状況は大きく変わってきます。

とにかくまずは騙されない事が一番、そして簡単にそういったアカウント情報をリツイートしたりいいねしたりしないようにも気を付けてください。

自分だけではなく、大切な家族や友達がそれによって被害に巻き込まれる危険性もあります。

ここからは、倍増詐欺に類似する詐欺の手口もあわせて紹介します。

PayPayを悪用した類似の手口

paypay倍増詐欺ではなくとも類似の詐欺被害は報告されているので、似ている手口の詐欺についても解説しておきます。

プレゼント企画系アカウント

まずはpaypayなど電子マネーを無料で配るといったプレゼント系の詐欺です。

PayPay全員配布します！！
フォローRTしてリプかDM来てください！！！
??#PayPay配布 #PayPay全員配布 #PayPay乞食 #PayPayプレゼント企画 #PayPayプレゼント #PayPayあげます #PayPay企画 #PayPay倍増 #PayPayあげる #PayPayください #PayPay欲しい pic.twitter.com/C2oSNCh6kb

— える??? (@eru_dayo_L) March 17, 2023

プレゼント企画については、参加は無料もしくはアンケート回答やリツイートだけなど簡単に参加できるものが多いため、参加するだけなら得と簡単に考えられやすい傾向がありますがそれは危険です。

どのような詐欺につなげられるかはパターンがあるので一概には言えませんが、そもそもアンケートはもちろん「お金稼ぎに募集してくる情弱ユーザーリスト」をこういった輩は集めています。

後々集まったリストに対し詐欺商材を送り付ける場合もありますし、思わぬ被害につながったケースも確認されているので、こういった発信者には近づかない事が無難です。

PayPayの現金化

前提としてPayPayの残高にはいくつか種類があります。

その中で出金できない「PayPayマネーライト」を現金化(手元に出金したい)という方もいらっしゃるでしょう。

こういった話は昔からあり、それこそクレジットカードのショッピング枠の現金化というのは有名ですね。

もちろんこれらはカード会社・paypay側も認めていないので規約違反なのは間違いないのですが、それでも手元に現金が欲しいという方からすれば気になる内容ですね。

サトル

現金化しますよといってだまし取る輩もいるのです

手口はpaypay倍増詐欺と同じで、PayPayマネーライトを送ってくれたら「その金額に対しての●●%の現金を送金する・もしくは出金可能なpaypayを送金する」など謳ってくるのですが、実際には送金してこない流れとなります。

クレカの現金化も絶対に推奨されたものではないのですが、クレカの場合決済履歴が残り、決済キャンセルも後々で可能です。よって現金を送金してこないタイプの詐欺にあった場合、利用者側でキャンセルも可能。

よって詐欺ではない場合が多いです。

何度も言いますが絶対にクレジットカードの現金化はしてはいけませんし、何十パーセントもの手数料を求められる事が多数で大きく損もしてしまいます。その上でpaypayの現金化が持つリスクはクレジットカード現金化以上なのです、個人間のお金のやり取りで取り戻す事はとても困難であり、それこそ泣き寝入りになる危険性が高いのが実情。